ノーザンダンサー |
ノーザンダンサー。「19世紀はセントサイモン、20世紀はノーザンダンサーの世紀。」「20世紀の競走馬は、2大系統に分けられる。1つはノーザンダンサー系、そしてもう1つは、それ以外だ。」そこまで、の勢力を誇ったノーザンダンサー。 子馬の頃、ノーザンダンサーは、小柄であったため、当時の概念「大きい馬が強い」という事もあり、セリでは大した額がつかなかったという。ところが、この馬は競走馬としても、十分優秀であった。生涯成績18戦14勝。アメリカクラッシクレースのケンタッキーダービー・プリークネスステークスの2冠を達成している。残念ながら、3冠最後のレースでは3着に敗れている。 しかし、この馬の本当の活躍は、現役時代ではなかった。初年度産駒から、イギリスクラシック3冠ニジンスキーが誕生する。その他エプソムダービー優勝馬ザミンストレル。日本で11年連続リーディングサイアーを獲得する、ノーザンテースト。ダンチヒ、サドラーズウェルズ、など、産駒も、種牡馬として大活躍をする。 その、圧倒的な遺伝子の強さの秘密とは、何なのか・・。ノーザンダンサーの血統を見てみると、父父にネアルコ(生涯成績14戦14勝)・母父にネイティブダンサー(生涯成績22戦21勝)・父母父にハイペリオン(生涯成績13戦9勝)母母父にマームード(生涯成績11戦4勝)と、歴史的名馬の血が非常にバランス良く配置されている。このバランスの良い良質の血統こそがノーザンダンサーの強さだったのかもしれない。 |
2006/10/22
更新致しました。 |